2015年01月30日

滞在許可証 クエストゥーラ編@verona

郵便局で受け取った紙にある、召集日なるものがやってきました。



まだまだ私の中で不安要素はたくさん。
パスポートの顔写真のページのコピーがない件。銀行の残高証明書がない件。そもそもイタリア語がまだよくわからない件。

先人様達の日本語ブログを見まくり、不安を紛らわせます。



が、そこに衝撃の事実が!

"クエストゥーラは死ぬ程待つから、日が登る前に行かないと、待つだけ待って時間終了で受付けてもらえない事がある"


Davvero???本当に???


とはいえVeronaはミラノやフィレンツェと違って田舎だから、そんなに待たないでしょ〜。なーんてうちのMammaと話しながら余裕をぶっこき、9:18の予約に8:45頃クエストゥーラに到着。



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道に迷っておじさんに聞きましたが、近くまで行ったらあまりの親切表示に笑い。




クエストゥーラに入ったら、どこに行くかわからないので、とりあえず正面玄関に向かうと、同じような紙を持った中東系のsignoraを発見。もちろん跡を追います。



すると、正面玄関のドアとドアの間におもむろにバインダーを持ったお巡りさんが。そしてsignoraはお巡りさんと話している!



これは!…ということで、その後に郵便局でもらったレシート等々のセットを渡すと、名前を確かめられた後、バインダーにあるリストと照らし合わせて、番号を書かれる。まだなんのことやらわからない。



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お巡りさんの手書き。



その後、お巡りさんが指を差しながら、
巡「\):;?,?8;/3\,;78)/;\&....La」
というので、laと言うならどっかそこで待てって事であろう、と指を差していた方向に向かうと、裏口の様な別の入り口を発見。
入ってみると、明らかに白人でない人達ばかりいるのでたぶん当たり。


そこには日本でいう主要駅の"みどりの窓口"みたいな、ガラスに区切られた窓口がたくさんあります。
見回しても番号札を出す機械はないので、とりあえず空いている椅子に座ってみました。

様子を見ていると一応郵便局でした予約の時間順にやっているみたい。
私より後に来た人も、先に呼ばれたりします。


呼び出しはブッ!という短いブザー音一回と手書きしてもらった番号が電光掲示板に出るだけ。あとは何番窓口かなんて表示されないので、空いている窓口を自分で探して行くのです。



私が最初に入った時、時刻は9時前くらいで21番。私は29番。窓口は7箇所空いているし、意外とすぐ終わるな…と思いきや、そこはイタリア。たった8組に1時間以上待ったのでした…。



ブッ!"29"



いよいよ私の番ですよ!
だいたい10時位。きたきた!


私の呼ばれた窓口のおじさんは見ていた中で1番親切そうで仕事も早い。これは幸運!バイトで鍛えた笑顔と日本人臭丸出しで、すんなり通過を目指します!



私「buon giorno(笑顔)

      ーレシート集とパスポートを提出。
      ーおじさんが、私が郵便局から送った書類を探しに席を離れる。
      ー帰ってきたおじさんに保険証書の原本と入学許可証の原本を出す。コピーを出したのに再びコピーをその場でとって原本はすぐ返してくれた。
      ーおじさんが私の出し忘れていたパスポートの顔写真のページをコピーする。
      ー証明写真提出。
      ーおじさんパソコン入力(役所のイタリア人はいつもパソコン入力が死ぬ程遅い)

おじさん「これって日本の家の電話だよね?」
      ー既に入力済みのデータを指差しながら私に質問。
私「これ、携帯。使えます、イタリアでも、使えます
おじさん「(苦笑)Bene」
カタコトと必死さを笑われる。
だが、カタコトだとわかってくれた為か、質疑はなかった。ホッ。


その後、その窓口に設置してある機械で両手の全部の指の指紋採取。

そしておじさんにあっち行ってと謎の扉に促される。が、私達側からは開けられないので、おじさんが迎えに来てくれるのを待つ。


少しすると扉が開き、通路の椅子で待つように言われる。
そして名前が呼ばれ、白衣のおばさん登場。

おばさん「サユリ、??\)()&&;//&)...alta....;)!@....65?」
私「65?alto?(身長か?とジェスチャー)」
おばさん「(コクリ)」
私「63、163」
隣のおばさん苦笑。
考えてみればcmじゃないだろうから、163とか言ったら、どんだけ〜(笑)ってなりますよね…


その後、改めてより精密そうな機械で、指紋、掌紋など採取。
途中談笑も交えながら、採取終了。


そして突然の「OK, Ciao!」


Ciaoっつうても、なんか引換券的なものはないのかと、きょどきょどしていると、

おばさん「メッセージ送るから!」



はぁ…。わかりました。イマイチ信用できないけど…。

あとで調べたところによると、郵便局でもらった例のレシート集には番号が書いてあって、それをクエストゥーラのHPに入力すると出来てるかどうかわかるそうです。




ということで、案外あっけなく終了。
10:30過ぎにはクエストゥーラを出れました。


が、私はかなり幸運だったようで、帰る頃には滞在許可証を申請するための部屋に入りきらない人が外まで待っていました。

実際他の人の手書き番号で58の人とかもいて…。それを見たのが26番くらいの時だったから。8人に1時間ペースで考えても4時間待ち?!

待ち時間の件は、学校の先生や他の生徒に聞いたところによると、最近のヴェローナの話で7:00から待って12:00に終わった人もいましたが、昔に比べると申請者が減っているためか開門前に待つ人は減少しているようです。
昔は4時起きとかだったらしいですが、近年は開門前の朝8時位に待っている人は5人前後しか見かけないとも聞きました。
待ちは覚悟でともかく早い時間に行った方がベターなんでしょうね。




そうそう、心配していた、銀行の残高証明書も、クレジットカードのコピーも、提出せずにOKでした。(あくまで私の時は…です。)
まあイタリアですからね、後からなんか因縁つけられるかもしれませんが、私の場合は5ヶ月しかしないので、そもそも受け取れるかもわかりません。



そんな訳でいつ出来るか、本当にメッセージは来るのかわかりませんが、しばらく待ちたいと思います。
posted by さゆりん at 14:30| Comment(0) | イタリア留学記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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