
研究法1…メソッド演技
大学時代に演技の授業をとっていた時にさわりだけ教わった方法です。
正直オペラの形式とは相性は良くないかな…とも思いますが、本を読んだり、インターネットで調べているうちにそうでもないことが良くわかります。人が日常生活で、無意識の中にどう考えて、どう行動しているのか。舞台でそれを表現するには、どのような問題があるのか、ヒントがいっぱいです

これはもう少し時間をかけながら、勉強しつつ、どんどん応用していけると思いました

研究法2…韓国ドラマを見る
演出家の勧めで、キャラクター研究の参考に。
チェッキーナという人物は、とても善良でかわいらしい。誰からも愛されるけれども、不幸な境遇です。そして自分の意見も言える。
それが韓国ドラマのヒロインと被るのでは、というヒントをもらったのです。
とりあえず、韓国ドラマのヒロイン役の女優さんは、綺麗で、変な癖がなく、まっすぐな印象です。
5作品分1巻を借りてきたうちの、残り2本を引き続き見ていきたいと思います。
研究法3…お母さんに相談
解からない事は先人の知恵です。少なくても私より恋愛経験豊富だと思われますので台本の解釈について相談してみました。
1シーンの状況を説明し、こういうときってどうなのかな、という感じで

今回は冒頭のメンゴットとチェッキーナのシーンについて聞きました

メンゴットはチェッキーナに惚れていますが、チェッキーナは毎度のことと言わんばかりにあしらいます。別に想い人がいるのです。
初っ端から私には疑問発生です。メンゴットは馬鹿なのか

農民という役柄、このキャラクターはおばかキャラなのかとも思うのです。雰囲気からして、何度もアピールしては振られているようですし…

でもこの人、実は色々な場面で冷静なんですよね。そして、おばかキャラにも作れますが、おばかな行動をしているところが実はほとんどない

メンゴットは自分の気持ちと現実との間に挟まれて苦悩する青年であり、メンゴットのシーンだけ取り出して見ると、明るくてまっすぐな非常に魅力的な思春期の青年なのです

こんな事を話しているとお母さんから意外な答えが。
「メンゴットはもうこの恋が叶わない事はどこかで分かっているんじゃないか、そして叶わないが、自分の気持ちが整理がつかないから、無意識に時間を求めているんじゃないかな。
でないと、哀れみだけでいいなんてメンゴットの台詞はおかしいし、本当に好きならありえないでしょ?」
確かに…。そう考えると、駄目押しの末の自殺願望、サンドリーナへの乗り換えの早さもうなづける


さらに経験の差である一言

「メンゴットはその上で、チェッキーナに少しでも好かれる為にピエロを演じているかもしれないね。たとえ心の中ではすごく傷ついても、それを見せないようにニコニコしているかも。」
母よ…いったい過去に何があった?

恋愛感情は難しい




まだまだ演技の勉強の先は長そうです

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